【書評】面白かった本を紹介(ルポ・韓国小説~キャラものまで)

2020年5月24日

韓国についての知識というと、ソウルに旅行で行ったのと芸能人の話題、受験戦争というイメージがあるくらいで、一般の人々の暮らしがどのようなものなのかは詳しくは知りませんでしたが、

この本で、リアルに同年代の女性がどのように生きているのかを、小説形式でさらっと読んで知ることができました。とても面白い本です。

政治の問題で日本ともめたりしていますが、そういった話ではなく、市井の一般の人の生きようが分かり興味深いです。

2. お互い40代婚/おかあさんライフ。

コミックエッセイは読みやすく好きなのですが、このたかぎなおこさんの本もこれまで何冊か読んだことがあり、作者の一人暮らしの様子を描いた「ひとりぐらし」シリーズは、年代も近く一人暮らしの私には共感も多く、ほんわかしつつも笑わせてくれる作風と、その楽しい人柄に親しみを持っていました。

それが最近、この「お互い40代婚」が出版されていたことを知り読みました。

40代に入ってから出会った旦那さんと結婚&出産をされていて、出会い~出産までがコミカルに描かれています。思わず笑ってしまう場面もあり、楽しく読めます。

最新刊の「おかあさんライフ。」では、娘さんが生まれてからの成長の記録と夫婦の生活が描かれていて、こちらもおすすめです

3. 武士の家計簿

ホリエモン氏の本「情報だけ武器にしろ。で紹介されていて知った本です。現存する古文書(江戸時代末期の武士の家の詳細な家計簿)を読み解き、その家の生活を描いた本です。

著者は歴史学者の磯田道史さんで(林修先生の番組などよくテレビ出演されている方です)、磯田さんがまだ若い10年以上前に執筆された本です。

(私の読んだものは2010年45刷版でした。すごい版数です)

家計簿の主が代々加賀藩の会計係なので、家の家計簿もとても詳細に記録されていて、そこから分かった江戸時代~明治時代の暮らしの様子がこまやかに起こされています。明治維新前後の、今から100年前位までの人々の日常生活の中での思いが伝わってくる本でした。

4. 老人喰い

振り込め詐欺などの特殊詐欺の加害者側にクローズアップし書かれたルポタージュ本です。本屋で目について購入しました。

(今夏の深夜帯テレビドラマ「SCAMS」の原案になっています。)

被害のニュースや防止の呼びかけや対策を耳にしますが、加害者側が具体的にどういう人達なのかを細かく考えたことはありませんでした。

オレオレ詐欺、騙り調査、やられ名簿……。平均2000万円の預金を貯め込んだ高齢者を狙う詐欺「老人喰い」が、いま急速に進化している。高齢者を騙すために合理化された組織をつくり、身元を徹底的に調べあげ、高いモチベーションで詐欺を行う若者たち。彼らは、どのような手口で高齢者を騙しているのか。どのような若者たちが、どのような心理で行っているのか。裏稼業で生きる若者たちに迫ることから、階層化社会となった日本の抱える問題をあぶりだす。

(『老人喰い 高齢者を狙う詐欺の正体 』 内容紹介より)

この本では加害者の人物像が、実際の当人に対する取材をもとに物語ベースで描かれていて、詐欺に関わる若者や詐欺の現場を手に取るようにイメージすることが出来ます。

2015年出版と少し前の本ではありますが、興味深く考えさせられる内容でした。

5. すみっコぐらし ここがおちつくんです / このままでいいんです

子供を中心に人気の「すみっコぐらし」のキャラクターを書籍化した本(マンガ)です。4コマ漫画中心にすみっコワールドが描かれていて、なごみます。

すみっコぐらしは、リラックマと同じサンエックス社のキャラクターです。メインキャラクターはしろくま、ぺんぎん?、とんかつ、ねこ、とかげで、部屋のすみが好きなのが共通点です。数年前に姪から聞いて存在を知り、それ以来好きになりました。

単なる見た目のかわいさだけでなく、それぞれの背景や性格設定が面白く物語性があり癒され、大人でも深みにはまる感じがあります。おすすめです。(ちなみにどのキャラも好きですが、特に親近感からとんかつ好きです)