この記事では、なつめ・クコの実・鶏ガラスープを取り扱っている東京のお店と、薬膳・漢方食材に関する情報を紹介します。
目次
薬膳・漢方の定番食材について
まず、私が日常的に摂っている薬膳・漢方食材を紹介します。
1. なつめ(棗)
なつめは漢字では「棗」と書きます。難しい字であまり目にしないですよね。なつめは中国原産の木(果実)で、下記作用がありビタミンBが豊富で副腎機能にも良いと言われています。
・気持ちの落ち込みやイライラを整える
・胃腸の調子を整える
・体力・気力を補う(気・血を補う)
中国では「一日になつめを3つ食べると老いない(一日吃三棗、終生不顕老)」と言われていて、果実を乾燥させた大棗は漢方薬にも使われています。(漢方薬の大棗に関する説明は「タケダ健康サイト生薬図鑑」に載っています)
日本では果実そのもの販売はあまりなく、ドライフルーツとしての販売が主流です。
2. クコの実
クコの実は、よく杏仁豆腐にトッピングされている小さな赤い実のことです。漢字では「枸杞」と書き、海外ではコジベリーと呼ばれていてスーパーフードの扱いです。
クコの実は下記症状に有効です。
・精力減退
・めまい
・眼精疲労・視力低下
目の疲れ向け栄養ドリンク「リポビタンクリア」にもクコの実が入っています。(リポビタンクリアではクコシ(枸杞子)と記載されています)
クコの実は、ヨーグルトのトッピングやおかゆ、その他料理にも使えます。
3. 鶏ガラスープ
薬膳の本に、血虚・気虚の体質の場合、鶏ガラスープを取った方が良いとあります。骨付きであることが良いようです。
本には「鶏の骨を買ってきて自宅でグツグツ煮だして作る」とありますが、そこまで労力をかけられないので、市販のガラスープの素を利用するのがお手軽です。
薬膳・漢方食材が買えるお店
以下に、東京やネットで買える、なつめ・クコの実・鶏ガラスープなどの薬膳・漢方食材をピックアップしました。
1. なつめ
小島屋のなつめ
小島屋のなつめはかれこれ3~4年前からリピート買いしています。500g 1290円
黒くて分かりにくいですが、↓こんな感じです。大粒で歯ごたえがあります。お茶に浮かべると柔らかくなって食べやすくなります。粒のサイズ測定したところ、4.0cm×3.3cm位でした、3時のおやつにちょうど良いです。
富澤商店のなつめ
富澤商店のなつめは、150g、410円/500g、997円 があります。小島屋のなつめより小ぶりで、蜜漬けなので触感と味も小島屋のなつめとは少し違います。ジッパー付きなので保管しやすく、小さいサイズの方は持ち運びにも便利です。
こちらは、乾燥なつめです。薬膳スープを作る際などに使えそうですね(50g 205円)
カルディのなつめ
カルディのなつめは、120g、213円です。少量お試用として購入しやすいサイズです。
アメリカンなパッケージです。(上の赤い実はなつめが木になっている時のイメージでしょうか。トマトにも見えますが‥)
店舗で購入しました。ネット通販では取り扱いがないようです。
2. クコの実
クコの実は、初めはスーパーの中華食材コーナーの小袋入りを買ったのですが全然美味しくなく、以下で紹介する小島屋のものは全然違って美味しくて、やはり専門店は違うなと思いました。
小島屋のクコの実
小島屋のクコの実は、200g、1140円です。(他に500g、1kgもあり)
クコの実も小島屋の物を購入し続けていて、1日10粒程度を摂っています。いつも200g袋を購入していますが、沢山入っているので数か月持ちます。
そのままだと固いので、お湯やお茶に浮かべてふやかして食事の際摂取しています。小島屋のクコの実は、フルーティーなのでフルーツ感覚で食べられます。開封後は冷蔵庫で保存します。
クコの実を摂りはじめる以前は、40代直前くらいから生理前に眼精疲労で目がかすんで困っていたのですが、クコを取り始めて以降は症状がやわらぎました。本当に目に良い食べ物なんだなと実感した出来事でした。
薬日本堂のクコの実
薬日本堂は、漢方相談のできる漢方薬のお店で、漢方食材や体にいいお茶などの取り扱いもあります。
3. 鶏ガラスープの素
ガラスープの素は、より体に良さそうな地鶏のスープの素を探しました。
UMAMY 比内地鶏丸鶏ガラスープの素
秋田比内地鶏から作ったガラスープで、1瓶700円位です。
販売元に問い合わせたところ、都内では下記で取り扱いがあるそうです。
・アンテナショップ「秋田ふるさと館」(有楽町)
・アンテナショップ「あきた美彩館」(品川)
・「東急ストア」「いなげや」:一部店舗で取り扱いあり
鶏ガラスープの素でつくった汁物は自分の体に合うようで、胃に沁みわたって体が欲しがっている食べ物、という感じがします。
紹介したお店の一覧
今回紹介した商品のお店一覧です。
ショップ名 | お店の特色 | 東京の店舗 |
小島屋 | ドライフルーツ専門店 | 台東区上野(御徒町駅) |
富澤商店 | 製菓材料やその他食材 | 主要駅のデパート・駅ビルなどに25店舗位 |
カルディ | コーヒーと各種輸入食品 | 各地に97店舗 |
薬日本堂 | 漢方薬局に併設 | 港区高輪(品川駅)※レストラン併設 他 |
・小島屋の実店舗は、年末によくテレビで中継される御徒町の商店街の通り沿いにあり、様々なドライフルーツ類が平積みされて販売されています。なつめやクコの実以外にも、あんずや松の実を買ったことがありますが、どれも品質が良く美味しかったです。
・富澤商店はデパートなどに入っていますので、他の買い物の時に寄りやすくて便利です。
・薬日本堂は、品川店は漢方ミュージアムという路面店で、漢方相談フロアに加え、漢方食材や関連書籍の販売、薬膳レストラン 10ZEN (JYU-ZEN)や、スクールが併設されています。
レストランでは薬膳鍋をはじめ、気の巡りと美容にも良さそうで見た目もきれいな料理が食べられます。(私はランチで薬膳カレー&サラダバーを食べました。サラダはクコの実やクルミなどが自由にトッピングできて楽しいです)
3. 漢方・薬膳の本
漢方や漢方食材に関連する本を紹介します。
老いない体をつくる中国医学入門
著者は北京で中医学を学び、現在は薬店・薬膳スクールを運営している方です。
中医学に基づく加齢対策(抗衰老=アンチエイジング)には"腎"が重要という内容で、考え方や各悩みに良い食材、アンチエイジングの悩みに有効な漢方薬の紹介などが掲載されています。
毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳
薬日本堂が監修した漢方食材の本です。
各食材を、乾物、野菜、果物、魚・肉、調味料 の分類で紹介し、それぞれの食べ物がどの体質(気虚・気滞・血虚・瘀血・水滞)に合うかや、おすすめの料理法が紹介されていす。5つの証どれに当てはまるかのチェックリストや養生の考え方も分かりやすく書かれていて、手元に一冊置いておきたい本です。